OPPOとNokiaが和解、5Gクロスライセンス契約に署名
発信地:東京
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【2月8日 CNS】中国のスマートフォン大手・オッポ(OPPO)は1月24日、ノキア(Nokia)と両社で互いに相手の特許権を利用することができるようにするクロスライセンス契約を締結したと発表した。この契約は、次世代通信規格「5G」などにおける両社のセルラー通信技術に関する標準必須特許(SEP)を対象としている。この契約の締結により、両社は世界各地で係争中の訴訟をすべて終結したことになる。
標準必須特許とは、特定の技術標準を実装するために不可欠な特許のこと。OPPOはNokiaと2018年に2G、3G、4G規格の必須特許をカバーする3年間のライセンス契約を締結した。2021年6月末に両社間のライセンス契約が終了し、更新契約については合意に至らなかった。それ以来、両社は複数の国で訴訟と反訴の応酬を続けていた。
北京市漢坤法律事務所のパートナー弁護士である張健(Zhang Jian)氏は「OPPOとNokiaは、世界の主要な5G規格の標準必須特許の保有者であり、このクロスライセンス契約の締結は、両社だけでなく、世界のモバイル通信業界のライセンス慣行にも重大な影響を及ぼし、5Gを促進することになるだろう」と話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News